忍者ブログ

言いたい放題の読書感想文

ジャンルを問わずいろんな本を読んでいます。 さいきんは、BLやロマンス小説が多いです。

東野圭吾「危険なビーナス」

東野圭吾「危険なビーナス」を読みました。

途中までは面白かったのですが、率直にいって駄作に近いと思いました。
最後がいきなり漫画のようなコメディのような感じになってしまい、拍子抜けしてしまいました。

東野圭吾は読みやすくて安定した面白さがあると思っていましたが、マスカレードシリーズが始まったくらいから、何となく映像化を意識して書いているのでは?と思うことが多くて、すこしげんなりしています。
多作を生み出したから、もう以前のように情熱がないのかも・・・と思ったり。

出版者やメディアが絡んでいるのかよくわかりませんが、今作もメディア化ありきの作品に思えてしょうがなかった。
主人公は30代設定なのに、なんか50代のようなおっさんくさいむっつりだし・・
弟役は向井理だよな・・なんて想像しながら読んでしまいました。

そして内容とタイトルも合っていない。
数学にかなり興味を持っている人しか事件の動機に頷けないなどなど・・
なんか、今作はしっくりきませんでした。
サヴァン症候群や遺産争いなど、ネタはいいのに活かせていないところが多くて、東野さんどうしたんだ?と思うところが多かった。

主人公の伯朗は、お金はあるけれど多くの人にないがらしろになっていたのに、気持ち的にすさんでおらず、結構単純で愛すべきキャラクターだと思いました。
それだけが救いかなあ。まあ、キャラクターの性格に一貫性がないともいえますが。
あと伯朗の動物病院で働く看護助手さんの女性は素敵でした。

新作なのに10年前に書かれたような古さを感じましたが・・
映像化されるのであれば見るかもしれませんが、本としては期待を下回る作品でした。

拍手[0回]

PR

コメント

コメントする