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言いたい放題の読書感想文

ジャンルを問わずいろんな本を読んでいます。 さいきんは、BLやロマンス小説が多いです。

原田マハ「リーチ先生」

原田マハ「リーチ先生」を読みました。

分厚い本ですが読みやすい文体でした。
アートフィクションということで、登場人物には実在の人達がいて、歴史的な流れもリアルなものがありますが、人物関係などはマハさんの創作。
パラレルワールドみたいなものかなーと思って読みましたが、面白かったです。

バーナード・リーチのことは聞いたことあるようなないような・・という感じで読み始めましたが、この本を読むと、実像に迫っている部分もあるので読みやすかったです。
岸田劉生や高村光太郎、志賀直哉など有名な人たちとの交流は本当にあったようで、実際は本のような交流ではなかったかもしれませんが、すごい時代だなーと思いました。

面白かったのが、柳の家でリーチ先生やカメちゃんが窯を燃やしているとき、薪が足りないから家の周りを囲いにしていた竹藪を取ってきてというところ。
柳さんって、嫌な顔一つせずに鷹揚に、しかも笑いながら提供したというところがすごい。奥さんもすごい。
先見の明があるというか、こんな人がいたということをもっと知りたい。

もうNHKもつまらなくて、昔過ぎる大河ドラマなんかやめて、こういうところにスポットライトをあてたらいいのに。

「楽園のカンヴァス」のようにぐっとくるものがあるかといえばそうではありませんでした。でも
マハさんが美術関連に詳しいので、全く知識のない私には最初から学べるような楽しさがあり、さらに読書の楽しみがあるなあと思いました。
オススメ!という感じではありませんが、読んで損はないです。
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