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言いたい放題の読書感想文

ジャンルを問わずいろんな本を読んでいます。 さいきんは、BLやロマンス小説が多いです。

剛しいら「君は優しく僕を裏切る」

剛しいら「君は優しく僕を裏切る」を読みました。

文庫でそれほど薄い本ではありませんが、2編を収録。
1作目と2作目のつながりは、ほぼありません。が、どちらも面白かったです。

1作目は、エリートなボンボン(ゲイ)が公園で見た可愛い少年を連れて帰り、そのうちの本気モードになる。
その矢先に、少年の親から未成年をかどわかしたといって訴えられ警察に捕まり全てを失う話。

少年が無実だと法廷で叫んだことにより、罪に問われず。
しかし会社もやめさせられ、週刊誌にも書かれて、全てを失う。
でも少年との愛は取り戻せたという話。

これ、悲壮感がないのは、エリート会社員である正嗣が、全てを失っているのにあまり気にせずポヤヤ~ンとしているから。よほどお育ちが良くお殿様状態だったのが、悲しさなどがないのでそれほどシリアスにならずに読めました。
それよりも少年の母親の方が精神状態が危ないのでは??という感じです。

サルのエピソードが入っていましたが、この話、自分も聞いたことがあるようなないような・・・?確かに、裏切られているのではないかと疑う時間が長いよりも、自分の愛をアピールして消えるというのを選ぶのは理解できるかも。


そして2つ目は、兄を殺された事件を捜査しながら生活する警察官の話。
兄が殺された時と同じ状況の殺人事件が再び起こり・・その捜査の過程で独りの青年と出会う。
この青年が曲者で、寂しそうな演技とかすごく上手だった。
こりゃ騙されるわ。
結局1つの疑問が残ったけど、兄と一緒に死んでいたホステルというのは、ただ事件をかく乱するだけに選ばれたのか?何という悲しい・・
おそらく兄とホステスを殺した殺し屋はもう死んでいるんだろうね。
それもどうやって殺されたのかが不明なままで、ちょっと疑問が残りました。

ラブラブblもいいですが、時にはこういう耽美な感じも良いですね。

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